Eカップはつくれる 産後の育乳事情
私が以前勤めていた会社では、社員の体系管理もしていて、(システム系企業なのに)BMI([体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で計算される肥満度を表す数値)が25を超えた社員は別室に呼び出され説教されるという、今考えると爆笑必至のイベントがあった。
そのため、中年太り男子社員は自分の体重という個人情報が会社に流出する健康診断前は焦ってダイエットをするというのが1つの名物であった。
その時期に1人の中年太り男子社員が、「BMIを下げるには、痩せるより身長を伸ばした方が数式的には効率が良い、かかとにシリコンでも埋め込もうか」というこれまた本末転倒的な爆笑発言をしていた。
会社としては体系を清潔感あるスレンダーに保って欲しいのだ。かかとにシリコンが入った、BMI25すれすれの中年太り男子社員が欲しいのではない。
私は当時、彼の発言を笑った。
しかし今、彼と同じことを考えている。
そう、ブラジャーのサイズの話だ。
私は気が付けば貧乳だった。
そもそも幼少期はみな胸なんぞない。
早い子で小学校3,4年生くらいから徐々に発育が進む。
私は発育が遅いのだと思っていた。
そして二十歳になった。
そして発育が終わっていたと気付いた。
結婚前までは仕事が忙しすぎて、自分が貧乳であることも忘れていた。
(そういう意味では、忙しいとは幸せなことかもしれない)
そして結婚して、子供を授かり、産んだ。
そこでまさかの体験をした。
母乳育児のために母親は巨乳化するのである。
発育や、これが発育や。
(まぁ、産後、巨乳をのんびり楽しんでいる暇はない。あくまでも息子の栄養だ。うっかりすると乳が詰まってカチコチ乳になることもある、乳首から出血することもある、あくまでも育児のためのものだ)
そして授乳期間は終わった。
「あーやっと終わった」
とほっと息をついた。
そして、乳は消失していた。
ただの消失ではない。
老婆の乳になっていた
(やりきった、、、、死 みたいな乳だった)
そこで始まるのは、
産後で体系くずれちゃってー
という
あたかも産前はスタイル良かったかのように聞こえる非常に都合の良い言い訳である。
(そもそも産前は発育すらしていなかったのに)
前置きが長すぎた。
言い訳に飽きた私は育乳ブラに手を出した。
なんとB70からE65へと3カップアップを果たした。
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Eカップというと、巨乳だと思うかもしれない。
しかし、ブラジャーのサイズはあくまでも
アンダー(胸の下)とトップ(乳首)の差である。
そう、BMIの「数式的には痩せるより身長伸ばした方が効率が良い」と言ったかかとシリコン男子(当時45歳)と同じように、
ブラのサイズ上げるにはボリュームアップよりも、アンダーのサイズ下げた方が効率が良い
と私は気付いた。
今私はのうのうとEカップのブラを装着して生きているが(なんならFカップも狙えると思う)、ボリューム的イメージ的にはCカップ程度である。
なのでリアルの世界でEカップを装着しているとは言わない。
でも、上の育乳ブラ、なかなか背中の肉をかき集めてくれて良い。
雑談終わり。